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開催シンポジウム・セミナー等

徳島大学AWA(OUR)サポートシステムキックオフシンポジウム

徳島大学では平成22年12月7日、平成22年度文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」に採択された「徳島大学AWA(OUR)サポートシステム」のキックオフシンポジウムを開催しました。146名が参加されました。

 徳島大学の女性研究者は,助教の女性比率が30%を超えていますが,30歳代での離職割合が高く,教授の女性比率は7%足らずまで減少します。このため,「徳島大学AWA(OUR)サポートシステム」では,30歳代の女性研究者の底上げを目指し,育児支援,研究支援などの取組を始めています。

 シンポジウムは「AWA(OUR)STYLEの研究者支援確立をめざして」と題して行われ,香川学長の開会挨拶,文部科学省科学技術・学術政策局長合田隆史氏の来賓挨拶の後,高井美穂衆議院議員(徳島2区選出)から特別講演があり,「国会議員のワークライフバランス」をテーマにママ議員としての生活が語られました。また,続く基調講演では塩見美喜子慶應義塾大学准教授が,「研究と家庭は両立するのか~女性研究者の視点から~」をテーマに,多忙な生活の中で時間をやりくりしながら両立する智恵と工夫を語り,「The answer is yes!」と,子育て中の研究者を励まされました。塩見准教授は昨年,顕著な業績を上げた女性科学者に贈られる猿橋賞を受賞しており,研究と家庭を両立して活躍する姿は,女性研究者のロールモデルとして聴衆に強く印象づけられました。

  パネルディスカッションでは,「徳島大学における女性研究者支援」をテーマに女性研究者支援の事業が紹介しました。パネリストには事業実施機関であるAWAサポートセンターの教員らがそれぞれ担当の取組を説明し,今後の支援策について討論を行いました。

  シンポジウムの締めくくりには,香川学長が「徳島大学男女共同参画宣言」を発表。誰もが個性と能力を発揮できる環境を目指し,男女共同参画社会の実現に貢献することを宣言し,五十嵐副学長の閉会挨拶で幕を閉じました。

  会場となった日亜メディカルホールは徳島大学病院11階で,窓に見える眉山の名残の紅葉を背景に,満員の場内は真剣に聴き入る参加者の熱気にあふれていました。

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