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参加シンポジウム・セミナー等

香川大学女性研究者支援シンポジウム あなたのための介護コンシェルジュ

 平成28年2月16日(火)、香川大学幸町北キャンパス 研究交流棟6階で開催されました「女性研究者支援シンポジウム あなたのための介護コンシェルジュ」に参加しました。

 第一部 基調講演は長崎大学ダイバーシティ推進センター 伊東昌子センター長と、同センター 介護コンシェルジュの内野睦美氏による、「長崎大学における仕事と介護の両立に向けた取り組み」についてでした。

 伊東センター長による講演は、長崎大学の進めている先進的な取り組みを紹介するものでした。本学でも取り組んでいる女性研究者の研究力向上の施策に加え、介護のときも仕事を続けられるよう支援体制を整えたり、現在の働き方そのものを見直す取り組み(ワークスタイルイノベーション)を実施していることに感銘を受けました。
  内野先生による講演は、介護コンシェルジュと地域の専門家で連携を図り、介護に直面した当事者を支援するだけでなく、介護をサポートする人材を育成する、手厚い取り組みについてでした。長崎大学全職員を対象とした「介護状態の把握に関するアンケート」は、全職員の実態や、不安に感じていることがわかり、本学の取り組みにも参考になると思いました。

 第二部では香川大学給与福利グループリーダー 田中正昭氏による香川大学の介護休暇・介護休業制度のガイダンスがありました。介護休業については、制度はあるものの使う人が少ないこと、介護休暇よりも先に年次有給休暇を使う職員が多いことがわかりました。

 その後、香川大学医学部 清水裕子教授、香川大学工学部長 中西俊介教授、香川大学工学部 岩本直樹教授によるパネルディスカッション「介護役割と職務役割との狭間で」が開催されました。介護といえば女性が担うイメージが強いですが、現役の教授である中西工学部長と岩本教授による体験談により、まだ介護経験のない参加者にも介護の大変さが実感できました。

 将来は誰にも身近になりうる「介護」ですが、きちんと知識を得られる機会はまだ少ないと思います。このシンポジウムのような場で、利用できる公的制度や職場の支援制度を周知したり、日頃から相談しやすい体制を作る取り組みが大事だと思いました。

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