代表機関ごあいさつ

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四国の国立大学法人の香川大学、愛媛大学、高知大学、鳴門教育大学、徳島大学の5大学は、地域に根ざした大学として、人材の育成、文化芸術、産業、医療等の振興に積極的に関与し、地域の発展に貢献する活動をしています。同時に、世界水準の特色ある教育研究も推進しています。四国地域では、全国に先駆けて少子高齢化が進んでおり、女性の一層の参画が社会・経済活動の維持・発展に不可欠です。1999年の男女共同参画社会基本法制定以来10年を経て我が国の人口減少とも関連し、女性も社会経済活動等に積極的に参画し、活躍の場を広げています。このような状況において、2011年に上記の5大学長により、男女共同参画推進に向けて「女性研究者による優れた教育研究活動の支援に努める」と謳った共同宣言を発表しています。

この宣言をさらに実現するために様々な活動を行ってきています。2014年度には、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「女性研究者活動支援事業」(連携型)に「四国5大学連携による女性研究者活躍推進コンソーシアム形成事業」を採択していただいたことにより、5大学間の連携がさらに加速し、より充実した様々な事業を行うことができました。

さらに、2018年度には文部科学省平成30年度科学技術人材育成費補助事業であるダイバーシティー研究環境実現イニシアティブ(牽引型)に「四国発信!ダイバーシティー研究環境調和推進プロジェクト」が採択されました。徳島大学を代表機関に、香川大学、愛媛大学、高知大学、鳴門教育大学、徳島県立工業技術センター、徳島県立農林水産総合技術支援センター、さらに半導体関連企業のアオイ電子株式会社(香川県高松市)、プラスチック成形や水耕栽培の協和株式会社(大阪府高槻市)の9機関を共同実施機関として採択されました。これらの参画機関が協働して本事業に取り組み、四国地域の女性研究者の活躍促進を牽引する取り組みを推進してまいります。

この事業においては、5大学長が共同宣言しましたように、各大学において女性が教育研究において一層活躍できる環境を重点的に整備するとともに、次世代を担う女子学生の育成に努め、女性研究者や女子学生の積極的な活動を推進し、多様な視点や発想を取り入れて、教育研究活動を活性化する所存です。多数の優秀な女性研究者や女子学生が意欲的に教育研究に取り組み、各大学だけでなく四国地域の今後の発展に大きく寄与していただけると期待しております。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。